甲斐田祐輔 監督作品
『MUGEN』上映会&映画についての夜話
-映画の身体性、瞬発力の話からあれこれの話まで
@千年一日珈琲焙煎所
□talk:
植田浩平(PEOPLE)
大坪茂人(千年一日珈琲焙煎所)
□date:
12/26(sun)
19:00OPEN/19:30START
□fee:
¥500-(1drink)
-introduction
行き先が国内だろうと国外だろうと、
出発の前日は毎回ドキドキだ。掴みようのない不安に襲われる。
見知らぬ何処かに向かうってのは、いつだって未知との出会いを予期させる。
明日、自分がどんな思いで、どんな場所で、どんな人と会っているのか・・・
そんな想像を超えたところに向かうわけだ。ぼくらは。
目的地ははっきりしている、だけど其処で何が待っているのかは、分からない。
それが旅の面白さなんだと思ってる。
そう、物事を始めるときだって同じことなのだ。
どんなに想定したって予想外の出来事は起こる。
正直に言って、当事者としては辛くてしょうがないことばかりだ。
だけど、ね。そこが面白いんだよ、と言ってしまうこともできる。
それがないと何にも面白くないとも言えてしまう。
なんなんだろうか、あの気持ちよさ、快感は。
もうやらなきゃ良かった! なんて思うんだけど、あの景色は癖になる。
調整とか説得とか面倒くさいことばかりを超えた先に見える、あの光。
今回は甲斐田さんとその光を掴みにいく。
一体ぼくたちはどんな道を辿るのか。前途多難な気もしている。
真っ暗な場所にぶつかるかもしれないし、意見も思想も食い違うかもしれない。
でもね、その先にある何かだけは信じてる。それを見にいく。
映画の夜、第0夜。
これは出発前夜なのだ。
-植田浩平(PEOPLE)
『MUGEN』
監督・脚本・撮影 : 甲斐田祐輔/音楽 : RADIQ aka Yoshihiro Hanno
出演:Sebastien RAGEUL Hea-Won CHA Hiroyuki MORITA
ユウイチはパリ行きの飛行機に乗っている。パリにいる恋人ユーリに逢う為である。
パリのアパートで向かいの男女をビデオで盗撮の仕事をしているセブとヨ シ。
彼らはそのテープを組織に納品する仕事をしている。
セブは街でビデオに映っている女(ユーリ)を見かけ、ヨシに内緒でユーリにビデオを渡してしま う。
一方、パリに来たユウイチはユーリに連絡がとれず、アパートにいってもいつも不在、街とホテルを往復して彷徨い歩く。
ある日、セブはレコード店 で偶然声を掛けたユウイチを自分達のいるアパートに連れて帰るが…。2008年/47分(公式サイトより)