たくさんの人に心配をかけつつ、たくさんの人に助けてもらいながら2月21日「千年一日珈琲焙煎所」は無事(?)オープンしました。
釣り銭の準備を忘れていたり、珈琲の袋詰めに予想以上に手間取ったり、おトイレのペーパータオルやゴミ箱がなかったり、お金の集計が全然あわなかったりといたことはありました。ハイ、至急改善させていただきます。
一方では、予想以上にうまくいったこともあります。
このお店の目的の一つは、地域で生活する知的なハンデをもった人たちのお仕事の場所をつくるということです。地域で生活するかれらが地域で働くというあたりまえの風景を作り出すというささやかな挑戦です。
オープン初日、何をしていいのかもよくわからずただただオロオロしているオーナーのわきで「世良さん」は、いつも通り人に聞こえる大きな声で何やら独り言をいいながらこつこつとハンドピック作業をしてくれています。
オーナーはそれをながめながら、「オレ何やってんだろう」というなさけない気持ちと同時に、「あっこれ、僕のつくりたかった風景じゃん!」と密かに喜びをかみしめているのでありました。
今月いっぱいは、珈琲豆の販売と試飲のみで営業させていただいております。
この期間中に個性的な豆たちを知っていただき、自分のお好みの香味を見つけていただけたら幸いです。
末永く、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ハンドピック作業中の世良さん